漁港町の古民家

2022.1.15

漁港町の古民家

 

リアス式海岸で見渡せば山ばかり。

漁港からせり上がるように家々が並んでいて

その中の一つの古民家に案内してもらった。

 

家を見せてもらって直ぐに、

「あぁここに住みたい」と思ってしまった。

 

港に車を止めて狭い路地に入り、

角々まがり、目の前に現れた石積みの階段

玄関を開けてすぐに表れたイグアナみたいな爬虫類(剥製ね)には驚いたけど(笑)

空き家な訳で経年劣化もあるだろうし、ある程度の傷みは仕方ないと思っていた。

「このまま今すぐにでも住めるのでは?」と思うほとだった。

木造の二階建て。瓦屋根。

土地はそれほど広くはないが、石積された敷地は目線が高く解放感がある。

(残念ながら海は見えない(笑)。)

金木犀の庭。アプローチは玉石を埋め込んだ小径。

純和風かな?準和風かも?

 

家はしっかりした作り。

玄関のイグアナちゃんの向こうの壁は丸く繰り抜かれ竹の造作が施されていた。

冬だったからね、この部屋は風通し良すぎて寝室とか無理かな、とか思ったり。

漆喰の内壁、「緑がかったてるのは草を混ぜた漆喰だから」って。

その重厚さに感動したね。

低くなっている天井部分は木を組んだような造作で良いなぁとこちらも気に入った。

2階は3部屋。広いベランダ、手前の洋室は不思議な趣向の部屋だったかな。

 

設備が良い。オール電化エコキュート、広々キッチン、伸び伸び出来そうなお風呂。

漁港近くならではなのか、外流しが便利そう。納屋もあったか?

なんだかこれでもかと思うほど、作り込まれていてぼんやりしか覚えていない部分もあるな。

(もちろん使っていなかった家なので正常に動くのか、修理が必要かはわからない。)

 

全部ひっくるめて素晴らしい! ここに住みたい!と思ったのよ。

 

と言うことで即交渉に入りたい旨を申し出たわけさ。